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2018年08月13日

四角形が含まれる西日本では珍しい奈良の前方後方墳

四角形が含まれる西日本では珍しい奈良の前方後方墳

前方後円墳といえば日本各地にありますが、奈良県のノムギ古墳は四角形が含まれる西日本では珍しい前方後方墳なのだそうで、墳丘は全長63m、後方部の周囲は幅10~14mの周濠がめぐる3世紀後半に建設された可能性が高いのだそうです。

ノムギ古墳は大和古墳群の中にある古墳の一つで、この地域はその昔大和王権があった時代の中心地とされており、電磁波を使った調査などから3世紀後半の前方後方墳の可能性が高いのだそうです。

前方後方墳はそもそも東日本や中国・四国地方に多く存在しているのだそうで、特に東日本の前期古墳に多く存在し、四角形を組み合わせた前方後方墳としてはノムギ古墳は珍しく63メートルもある大きいサイズの前方後方墳なのだそうです。

現在のところ確認されている円形の主丘に方形の突出部が接続する形の前方後円墳となると、全国で約200以上あるのだそうで、前方後円墳の特に70メートル級の大きなものになると大和に集中しているということです。

大和古墳群は前方後円墳と前方後方墳の両方が存在する非常に特徴的な存在で、当時の大和政権の成り立ちを知るうえで、貴重な古墳群とされ、中でもムギ古墳は平成26年10月6日に国史跡に指定されました。

前方後円墳となるノムギ古墳は63メートルということですが、同じ規模のものとなると30数個が今のところ全国で確認されており、当時の権力者が埋葬されているのだろうと考えられているそうです。



  • Posted by lamam47 at 12:14

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